■空前の好景気 豊臣秀頼の大坂城を包囲するように城を造ることの協力を求めた家康の政策が天下普請であり、それはまた各大名の領地での城造りとなって空前の築城ラッシュが始まる。 ■巨大な公共事業 整備された城下町には、領内の銭や物が集まり、物流が生まれ、人が集まり、町が大きくなり各藩は安定した収入が得られ必要なものを自国で調達できることになる。築城ラッシュとは、用水土木技術を伴う城下町づくりであり、人家がまばらな地域や自然のままというという地域に人工的な町を作るという大公共事業であった。 ■求人・求職活動ともに活発 1600年関が原の戦いから1615年の一国一城令までのわずか15年間に巨大プロジェクトは進行する。 ■政庁としての近世城郭 |
■躍動の時代 ■宴の後で |
武士の夢、「築城」が終わった時、諸藩の多くは、現実的に財政破綻の状況となった。 広島城の場合 広島城は、連結式天守を含めて88の櫓を持つ、総面積約135万平方メ-トルの大城郭。 現在のお金でどんなに安く見積もっても約1000億円以上の建設といわれる。 近世城郭は、軍事的機能と同時に外見も美しく豪華でなくてはならない。 広島城の場合、毛利氏の歳入は、単純に一石を5万円とすれば、120万石*5万円600億円の二分の一(五公五民)つまり、300億円の歳入になる。 |
4.実戦には役にたたなかった近世城郭武士の夢、「築城」が終わった時、諸藩の多くは、現実的に財政破綻の状況となった。 広島城の場合 広島城は、連結式天守を含めて88の櫓を持つ、総面積約135万平方メ-トルの大城郭。 現在のお金でどんなに安く見積もっても約1000億円以上の建設といわれる。 近世城郭は、軍事的機能と同時に外見も美しく豪華でなくてはならない。 広島城の場合、毛利氏の歳入は、単純に一石を5万円とすれば、120万石*5万円600億円の二分の一(五公五民)つまり、300億円の歳入になる。 |
■築城の波及効果 ■用水土木技術の絶対的必要性と進歩 ■築城技術の向上 土木学会で編集した「明治以前日本土木史」によると古代から徳川時代の終りにあたる1867年までに行われた主要土木工事のなかで、約35%が1596年から1672年までに集中しているそうだ。 ■森林保護と林業振興 ■経済学の発展 泰平の世であった近世城郭の時代では、落雷や火事といった災害や事故で城郭の一部が失われることがあっても、そのほとんどは、明治の大量破脚まで存続し破脚を免れた城郭は、第二次世界大戦の空襲などで壊滅的被害を被ることになる。 |